2007年 07月 29日
2007/7/26 昨夜何時ものように雨乞いならぬ晴天乞いを忘れずに行ったが効き目がうすく、今朝は低い雲と山間に霧がかかっていて、チョッと気が重い。雨は無さそうなので朝食を済ませ白滝キャンプ場を出発した。(バンガローがあるオートキャンプ場でした) 10Kmほどの林道突き当たりに広い駐車場があった。先着はワゴン車1台、後部スライドドアが開き準備中かと思ったがいつまでも持ち主が現れないので車中を覗いたが誰も居ないのです。最新型の車で電動ドアのようで押しても引いても締まらないのです。山中で持ち主に会ったが、総べて確認した後にリモコンを触ってしまったのだろうと云う結論でした。皆さんもご注意! 前置きが長くなったが6:40我々12名も出発した。川沿の沢地形を進むと幾本かの小さな川が現れる、40分ほど行くと大きな”冷涼の滝”に着き一休みする。ミゾホオズキ・フキユキノシタなどが沢水の近くに瑞々しく咲いている。 更に登り、雪渓が見えてきて見上げると濃い霧で尾根の高さも見えない。シナノキンバイやシモツケの群生が疲れを癒してくれる。やがて第一雪渓に着くとエゾノリュウキンカの群生が花を咲かせ雪渓の下から小川が現れる。一休みしながらカメラの構図に苦心する。雪渓はかなり上まで続いている、雪渓の安全なところまで登り徒渉すると急な登りに差し掛かるがこの辺りから高山植物らしいカラマツソウ・エゾコザクラ・キンポウゲなどが顔をだす。 第二雪渓を過ぎると尾根の様子が見えてきたが霧は相変わらず流れている。道端にウスユキトウヒレン・リンネソウが顔を出すとやがて尾根に出て平山方向と比麻良山方向のT字路分岐となる。尾根の向こう側に表大雪が見える場所だが下から霧が湧き上がり全く何も見えない。そのまま左の平山へ向った。 いくらも歩かない内にタカネシオガマが今が盛りと霧の向こうへ続いている。写真の好きな山仲間は直ぐに撮影モードとなる。上から横からレンズを透して見ると水滴の付いた花々が一層美しくファインダーの中に広がって見える。ワクワクする瞬間だ。しゃがみ込み苦しい姿勢で数枚撮り顔を上げると先に行った連中が霧に消えかかっており、慌てて追いかけるのだがそこ此処に先ほどの花より形の良い色の濃い株が現れ、水滴たっぷりのコマクサも現れ「私も撮って行ったら!」と誘惑するのです。帰りに撮ることにして先を急ぐと、またまた花穂に水滴たっぷりのチングルマです。廻りの地形を覚えながら、なだらかな平山頂上へ到着です(9:55)。 昼までは時間がたっぷり有るので写真撮影をしながら2Km先の比麻奈山~比麻良山へ行くことにする。先ほど撮り残してきた花々を撮りながらT字分岐へ戻り、 比麻良山側に踏み込むと今度はコマクサの大群落に出会う。密度の濃さが驚くほど濃いのだ、2輪ほどの白色コマクサが咲いていた、コマクサの生息地には驚いた、スレート状の石を除けても、その下にも土など無いのではないかと云う場所に大きく根を張っているのだ。なぜこんな厳しい環境に根を張るのだろうと感動した。 比麻奈山まで行き、昼食にした後、今日の最終目標である500mほど先の比麻良山まで空身で往復した。次回は雲海に浮かぶ表大雪を撮ってみたいと思うのでした。
by sdezaki
| 2007-07-29 21:48
| ゆったり山歩
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