2007年 08月 01日
(大三元はマージャンをする人ならピンときたと思いますが、上がり手の種類です) 2007/7/31~8/1 白雲岳避難小屋~白雲岳~避難小屋~緑岳~高原温泉 (2日目) 昨夜の濃い霧と夜中の強い風音から天気が悪い時は高原温泉へ早々に下山するつもりでいた。4時前に起きだした仲間が「トムラウシが見えているよ!」と皆を起こし始めた。寒い中カメラを持って表へ出てみた、薄明るい空に少し霞んだ月が輝いており、雄大な山塊の中央に特徴あるトムラウシ山が黒々と聳えているのです。振り返ると朝焼けの雲が刻々と形を変えていきます。暫くして朝日が昇ってくると連なる山々の夜明けです。 トムラウシに連なる山々に朝日が差し込んで・・・・ 白雲岳避難小屋の朝 小屋に戻りゆっくりと朝食をとった後、朝のコーヒーも済ませすっかり明るくなり、緑眩しい表へ出た。天候が快復したので予定通りカメラを持って白雲岳を往復することにした。白雲岳分岐へ登っていくと雄大な朝の風景が広がってくる、白雲山頂下の平坦なカルデラの淵を通るとヨツバシオガマの群生が見られる。ガレ場を登ると風の強い山頂へ出た。 白雲岳カルデラを行く 早咲きのチングルマは綿毛を揺らせて・・・ 後旭岳に広がる雪渓の縞模様に背後から差し込む陽ざしが一層印象深い光景をかもし出している。そんな風景と集合写真を撮って避難小屋へ戻った、準備を整え緑岳へ出発する頃には白雲岳辺りの空は曇りガスが駆け下りてくる。 白雲山頂よりトムラウシ山を望む 風強い白雲岳から 避難小屋から雪渓を渡り標高差100mほど登り緑岳への稜線に出ると、帽子が飛ばされそうな強風が吹いていて、,緑岳山頂はコース一番の強風でした。緑岳からのガレ場下りは強烈で一気に標高差300mほどを降ります。降りながら「登りには使いたくないコースだな」と思うのです。 ロープを伝って小さな崖を下りると、やがて緩やかな傾斜の第2お花畑・第1お花畑へと降りて行きます。チングルマ・ツガザクラ・アオノツガザクラ・エゾコザクラなど丘は花盛りとなっており、此処でお昼をとることにする、小屋でお湯を入れてきた、初めてのアルファ米の赤飯は冷えてはいたが先ず先ずの味であった。 緑岳下の第2花畑 第1花畑を過ぎて、もう一度標高差250mくらいの急坂を下りると高原沼温泉へ到着するのだが、最後の下りは段差が大きく膝への負担は最高となり我慢のしどころだ。やがて緩やかな道になると温泉の湯煙が見えた。やっと着いたようだ、タクシーの到着を待って3人で銀泉台へ車を取りに往復した、以外に距離があり凡そ30Km、往復1:30掛かった。露天風呂のある高原温泉で汗を流し全員無事に18:30帰札できた。
by sdezaki
| 2007-08-01 12:25
| ゆったり山歩
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