2007年 08月 21日
遽しく朝食を済ませ新築の清岳荘を出発、20分ほどで登山口(旧清岳荘跡)に着きます。マタタビが小指の爪ほどに生っている登山道に入るとすぐに一の沢川に沿っての沢歩きとなり、森に囲われた緩やかな河原歩きは気持ちが良い。足もとに慣れてくると登山道脇の花にも目が行くが8月下旬では種類が少ない、咲き遅れたハイオトギリ、岩場にダイモンジソウが顔を出す。1時間近くで”下二股”(6合目)に着き休憩を取る、 ”下二股”を過ぎると急な登りとなり、川は岩肌を滑り落ち、滝の連続となる、その川縁を迂回し、滑りそうな川床を歩き、時には渡渉し、ロープにつかまり、ワイルドにぐいぐいと高度を上げていきます。 この沢登りは変化に富んで、沢筋に涼しい風が吹き距離の長さを忘れさせます。湿気たっぷりの岩肌にはダイモンジソウがびっしりと咲いて暗い上にわずかな風で揺れていてシャッターチャンスがなかなか有りません、やがて新道との分岐の”上二股”に着きます(撮影含んで2時間) 登り始めると沢の水は伏流水になったのか無くなり、此処から山頂下の”馬の背”へは沢を外れ歩きやすくなるが標高200mほどの登りにあえいでいると”9合目、胸突八丁”の標識が現れます。見上げると急なガレ場の先に馬の背の稜線が見えます。裸地の”馬の背”に上がると帽子が飛ばされる強い風が吹いていて馬の背の向こう側にオホーツク海や知床へ続く山々が望まれます。 山頂は70mほどの真上のピークの横に斜里岳の山頂が見えます。先ず手前のピークを登りきると祠のあるピークです、此処で安全を願って本峰へ向います。ガレ場に紫のキキョウと黄色の花が咲いているが遠くて分らない、頂上近くに密生して咲いているウメバチソウを横目に山頂に飛び出す、ヤッター!と云うところだ?!。後半きつかった山頂での仲間とのハイタッチに嬉しさが溢れていた。 山頂からの眺望は多少霞んではいたものの、北に斜里町とオホーツク海、知床の山々、更に国後の爺々岳が霞んでいる、その右に中標津近くの連山、南に摩周湖、屈斜路湖、西側は霞が強く眺望が悪かった。降りは”上二又”から”下二股”まで長い長い新道を降り、登りと同じj時間がかかった。
by sdezaki
| 2007-08-21 14:26
| ゆったり山歩
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